【終活】二世帯住宅の活用法

ある程度のプライバシーや距離感を保ちながら、親と一緒に生活するための二世帯住宅。

子世代は子育てや資金的な面でサポートを受けられ、親世代も身体に不安を感じた時に子どもがすぐそばにいれば、これほど心強いものはありません。
しかし、建てる時に親世代が亡くなったあとのことを考えてプランを組む人は少ないのではないでしょうか?

親が亡くなり「2マイナス1」となった住居スペースを持て余している二世帯住宅が増え続けています。

そこで今回は空いたスペースを有効活用し、セカンドライフを有意義に過ごそうと模索する人たちと、親世代がいなくなったあとの二世帯住宅の実態について調べていきましょう。

●カフェ経営や孫とのコミュニケーションスペースに

横浜市にあるアットホームなカフェを経営するのは55歳のAさん(女性)。
二世帯住宅で夫の親と同居していましたが、8年前に親が亡くなり家の半分のスペースがお線香を上げるだけの寂しい空間になりました。

「みんなで集まってワイワイできる場所にしたい。」
そう考えたAさんは数百万円かけてリフォーム。

3人の子どもを育て上げた主婦ならではの目線で、ガランとした二世帯住宅をアットホームなカフェへと変貌させました。

まず玄関で靴を脱ぎ入ると、カウンターとテーブルで計24席のフロアが広がります。
絵本コーナーやカウンターキッチンもあり、誰かの家に遊びに来たかのような雰囲気です。

住宅だからこそできたこの温かい空間は、今では「子供食堂」や「認知症の人とその家族が集う交流会」にも利用されています。
さらにはミニコンサートが開かれるなど、地域の人々が集まれる拠点としてみんなに親しまれています。

この功績が評価され、神奈川県主催のシニア起業家ビジネスグランプリで県知事賞を受賞したAさん。
「これからも人生さみしくないぞ」と、今後も充実したセカンドライフを楽しもうとの思いを強くしています。

 

「この部屋のおかげで老後の楽しみが増えた」と話すのは、64歳のBさん(女性)。
二世帯住宅の1階を15年冬にリフォームし、代表理事として運営するデイサービス施設の事務所をこちらに移しました。
以前は施設内で事務処理や税理士などとの打ち合わせをしていましたが、すぐ隣で介護サービスが行われる環境であったため、落ち着いて仕事をすることが難しいこともしばしば…。

しかし、リフォームで自宅に事務スペースを移したことでこのような問題は解消され、仕事に集中することができるようになりました。

さらにもう一つうれしい副産物も。
この部屋には近くに住む孫がよく遊びにくるようになったと言います。

かつて幼稚園の先生をしていたBさんはその経験を生かし、リトミック体操などを教えており、「そのうちきっと孫の友達も遊びに来る」と楽しみにしています。

●築30年後の二世帯住宅の姿

築30年前後の二世帯住宅を調査した結果によると、親世帯が亡くなった「2マイナス1」世帯住宅のうち入れ替わりで孫世帯が入っている住宅は24%でした。

子世帯と一緒に同居していた孫は、結婚を機に二世帯住宅から独立する傾向が強く、現在単身の孫が結婚して入居する可能性を含めても、最終的に孫世帯に継承される二世帯住宅は50%ほどとみられています。

空いた1世帯分のスペースは物置として利用したり、家族や来客の寝室、また趣味や運動をする部屋など、第二の個室として使われることが多く、せっかくのスペースが十分に生かされていない状況です。

しかもたまに利用しているとはいえ、人があまり入らず放置することも多い空きスペースは
掃除などもなかなか行き届きません。

手間の割に有効に使えていない世代交代後の二世帯住宅を増やさないために、住宅メーカーは将来空いた1世帯分を賃貸住宅に転用しやすい設計プランなどを勧め始めています。

いま注目を集めている民泊の運営や、趣味やボランティア活動の拠点など、建てる時に世代交代も視野にいれたプランニングが、これからの二世帯住宅には必要になってくるようです。

●将来を見据えた、計画的な設計を

子育てや介護のしやすさで人気を集める二世帯住宅ですが、ライフスタイルが常に変わっていく中で、家族の要望にあったベストな住宅を維持しつづけるのは困難です。

しかし、世帯構成や生活スタイルは常に変化していくものだと納得した上で二世帯住宅を設計すれば、将来的に家賃収入を得られたり、セカンドライフを充実させてくれる空間を持てるなど、経済的にも精神的にも大きな資産になり得ます。

広さを生かしいつまでも有効に使っていくために、二世帯住宅を建てる際には設計の段階から将来を見据えた計画を検討することが大切です。

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リガーズサービスのコラムでは、医療や福利厚生、
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エンディングノートや遺言をつくることだけが終活ではありません。
終活とは成熟した大人がこれからの人生をどのように楽しみ、次の世代に何を託すのかを決める作業です。
何かを決めるということは大変な作業ですが、
それだけにその決断は大切なヒトへのやさしさや愛情になるのではないでしょうか。
リガーズサービスのコラムが、あなたの充実した終活のお役に立てれば幸いです。

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【終活】早めの終活

「終活」というと、遺書の作成や葬儀の段取りなど、
人生最期に備えて60代や70代で始めるものだというイメージがありませんか?
しかし、最近ではこの終活を50歳前後から始める人がいます。

まだまだ元気なうちに家の整理などを早めに済ませることで、趣味や仕事を充実させる効果があるのです。

また、なかなか終活に取り組めない親世代に自分の終活を見せることで、前向きに捉えてもらう狙いも含んでいます。

すべての人に平等にやってくる最期の時を見つめ直すことで、生き方を変える人もいるようです。

今回は50歳からの「早めの終活」を行うメリットについて紹介していきます。

 

■ 50歳からの終活

終活の意思がある人は年代を問わず年々増えています。

楽天リサーチによる調査では、終活に興味のある人の割合が男性で40代と60代で11%、女性ではなんと30代から10%以上になっています。

しかし実際には、人生の終わりを見据えた終活に踏み出す人は多くありません。
終活というと、どうしても墓や葬儀といったネガティブなイメージがついて回るのが理由
の一つです。

ですが、早めの終活を実際に行った人からそのメリットを聞くと、考え方が少し変わるかもしれません。

大学進学のため家を離れていた長男が、就職のため地元に帰ってくることになったのが終活のきっかけになったと話すのはパート勤務の女性Aさん(52)。

物置状態の長男の部屋を片付けにかかると、自らの古いアルバムや本など「捨てられない物」がたくさん出てきたと言います。

Aさんはすでに両親を見送っており、亡くなった人の片付けの大変さを身を持って知っていました。
「こんなにたくさんのものを子どもに残すわけにはいかない」と、結婚前の写真や本など過去につながるものを思い切って捨てたAさん。

反対に、これから大切になる生命保険の書類などは家族が分かりやすいように一箇所にまとめ、書類を挟み込んだファイルには連絡先や保障内容などを記したラベルを貼るなどし、一目で要点が分かるように整理しました。

それほど切羽詰まった状況でもなかったでしょうから、じっくり考えた上で書類の整理等に取り組めたことが想像できます。

そして、まだまだ体力が十分にあったことで、大きな家具を動かしたり重たい本を運んだり等、片付けもスムーズに行えました。

生前整理は気力や体力勝負の場面がたくさん出てきます。
Aさんのように50代で終活を行うメリットは、時間も体力も充実したときに取り組めるので、ゆとりをもって動けることでしょう。

そして早めに老後の不安に対処することで、その後の趣味や仕事を充実させることもできるのです。

また、もう一つのメリットとして親に終活に向きあってもらう「きっかけづくり」にもなることが上げられます。
なかなか動こうとしない親世代には、まず自分が行動する姿を見せることが効果的でしょう。

「お母さん、終活進んでる?」と尋ねるより、「自分はこうしたけど、お母さんはどうするの?」と話しかける方が話を聞いてもらえますし、自分がやることで親に何をしてもらえばいいのかというポイントも分かってくるのです。

■ 早めの終活、何から取り組む?

やることも多く生前整理から葬儀まで幅広い終活は、正直何から手をつけたらいいのか分からない…という人におすすめするのが、上記のAさんのように「身近な問題から片付けること」です。

家の整理なら、廊下で転ばないように少し物を減らす。
そして次は地震などが起きたときに持って逃げる大事な物を一箇所にまとめる…というように、小さなことを積み重ねるうちに気がつくと終活が進んでいるというのが理想です。

また、これまでの人生でできなかったことをやっておくのも終活といえるでしょう。
旅行や習い事など、50代なら気力も体力も充実しているので、若い頃にはできなかったことにチャレンジするのも十分可能です。

まだまだ元気なうちだからこそできる終活は、ネガティブなイメージとはかけ離れていますね。

リガーズサービスには古いアルバムや写真をまとめる「リコレクト」というサービスがあります。
アルバムや写真をデジタルデータ化するこのサービスは、大切な思い出をいつまでも綺麗に残すことができますので、上記でご紹介したAさんのように思い出を捨てることなく残すことができます。
よろしければ、ページをご覧ください。

進めておくことで万が一の備えとなる終活。
実際に行動に移せる人は少数でしょうが、残される家族の負担は確実に軽減され、自分自身も後悔の少ない最期を迎えることを可能にする、前向きなアクションです。
今をよりよく生きる為に、早めの終活に取り組むことも良いのではないでしょうか?

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【終活】シニアの再就職

60歳の定年が近づくと大半の会社員がしなければならない決断。
それは「今の会社に再雇用で残るか」それとも「違う会社に転職するか」です。

長い仕事人生を終えてセカンドステージを満喫したいところですが、年金を満額受給できるのは65歳から。
そのため「まだまだ元気だし、今後のために少しでも働きたい」と考える人が多いのです。

しかし、そのまま会社に残っても給与は減ってしまうケースが大半です。
ならばと、条件の良い職場を探し転職を始める人が今回のコラムのテーマです。

60歳からの新天地探しには何が大事なのでしょうか?
シニアの再就職の心得を探っていきます。

 

■シニアの再就職事情

長く同じ会社に勤めた人ほど、定年してからの転職には不安がつきまといます。
しかし現役時代には成し得なかった、自分の夢を叶えるチャンスになるかもしれません。

大手精密機器メーカーに勤めていた川崎市の女性Aさん(61)は、転職し都内の語学学校で教壇に立っています。

授業はコマ単位の時間給のうえ非正規雇用なので、メーカーに残った方が収入が多く安定していました。
それでも転職したのは「昔から教師になるのが夢だった」からです。

イキイキと活躍できる環境を手にいれたAさん。
「もし前の会社に残っていたら、今頃はたそがれ感に包まれていた」と笑顔で話します。

しかしシニアの再就職への道は、決して安易なものではありません。
都内の大手IT企業の管理職だった男性Bさん(62)は、59歳の時に早期退職し再就職を目指していました。

10社に履歴書を送り「すぐに決まる」と思っていたのですが、結果は9社に書類選考ではじかれ、合格した1社はブラック企業だと感じて辞退する結果になってしまいました。

全滅したことに気落ちしてしまったBさんですが、気を取り直し半年後に転職支援会社の力を借り、技術者の派遣・紹介会社への再就職を果たしました。
「よほど自分を奮い立たせ就職活動しないと、新たに職を得るのは難しい」と語ります。

 

■自分のスキルを整理する

年齢制限やスキルのミスマッチなど、60代での再就職には多くの困難がつきまといます。
ではアラ環で転職を成功させるために必要なことはなんなのでしょう?

人材サービス会社のコンサルタントは「ポータブルスキル(持ち運べる技能)」を身につけておくべきだと話します。

ポータブルスキルとは、自分が勤めた会社以外でも通用する能力のことをいいます。
財務や法務のプロのような高い専門性がなくても、管理能力や組織への適応力など、どの会社でも重要視されているノウハウを転職先でどう生かせるかが鍵です。

例えば介護の現場は初めての経験でも、「前の会社の人事・労務管理の経験を生かし、離職者を減らすことはできる」といった具合にアピールできれば、再雇用先も納得・安心して雇うことができます。

また、メガバンク支店長経験者などがマンション管理人に応募するケースもめずらしくありませんが、優れた事務処理能力を持つ人材が多いことから、採用する側も歓迎する傾向にあるのです。

 

■いつまでも、誰かのためになれる人生

単純に給与だけ考えれば、定年後も同じ会社に残った方が有利です。
しかし、やりがいやスキルアップを求めるのであれば、再就職で得られるものは大きいでしょう。

心機一転しても自分のことを必要としてくれる仕事につけるのであれば、満足度の高いセカンドライフが待っています。

そのためには55歳を過ぎたら「何を優先して働くか」「自分のポータブルスキルは何なのか」をしっかり考え、整理しておくことが重要です。

人生100年時代。いつまでも元気で人に必要とされる人生を歩んでいきたいですね。

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【終活】セラピーロボに癒される高齢者

会話や動作を通じて人を癒す「セラピーロボ」。

いま介護施設などを中心に導入されるケースが増えていますが、動物ではないので衛生面で安心なうえ、利用者が怪我をするリスクが低いのが特徴です。

動物と接することで癒しを得る「アニマルセラピー」はストレス軽減などの効果が認められていますが、ロボットとの会話などでも高齢者を癒し、それに近い効果が見込めるといいます。

それでは実際に「セラピーロボ」がどのように活用されているのか、具体的に見ていきましょう。

 

■「ロボットセラピー」認知症の改善効果

さいたま市にある介護施設のエントランスには、aiboが1台「放し飼い」にされています。

aiboはソニーの犬型ペットロボットで、周りの人や自分のいる場所を認識し本物の犬と同じように気ままに行動します。

「あら、こんな所にいたの」「おすわりは?」など、入居者や職員が次々と声をかける人気ぶりです。

横浜市の有料老人ホームでも新たにaiboを導入しました。

担当者は「表情があってかわいらしく、入居者も癒される。
訪れる家族にも好評で、面会が増えている印象」とaibo効果に満足している様子です。

また、aiboは認知症が進んだ高齢者にも変化を及ぼしたと言います。
普段は表情に変化のない入居者がaiboに触れたところ、笑顔を浮かべる姿が見られたというのです。

大和ハウス工業が販売するアザラシ型ロボット「パロ」も同じように認知症改善効果やセラピー効果を持っています。

アメリカではFDA(食品医療品局)により医療機器として承認されており、多くの医療施設や介護福祉施設などに採用され、高い評価を得ています。

本物のペットのような鳴き声で感情を表現したり、人に寄り添う性格を持つセラピーロボ。
今後も、実際の動物を使ったアニマルセラピーが難しい施設での活躍が期待されます。

 

■現場の負担軽減にも

富士ソフトのヒト型ロボット「PALRO(パルロ)」は会話力を武器にしています。
0.4秒という返答速度や、幅広い表現力で自然な会話が楽しめます。

また人の複雑な関節の動きを再現しているので、旗揚げゲームやダンスも可能。
介護施設で「レクリエーション担当」として導入が進んでいます。

実はレクリエーションは、内容を考たり、つきっきりで対応する必要があったため、介護現場の負担になっていました。

パルロを導入した施設では職員はレクリエーションから少し目を離し、入居者の排せつ介助などもできるようになったといいます。

このようなパルロによる現場の負担軽減効果は、2017年に日本医療研究開発機構(AMED)によるコミュニケーションロボットの実証実験の結果として報告されています。

実に、介護を受ける高齢者の34%は生活が活発になり、介護する側の負担軽減効果も44%と、大きな成果を出していたのです。

 

■ロボット導入のための課題

厚生労働省は「高齢者らの日常生活の変化を目指して支援を進めていきたい」とし、2017年10月介護ロボットを開発する重点分野を改定し、新たにコミュニケーション分野でも支援することを決定しました。

これまで介護ロボットの普及のために助成金を盛り込んでいましたが、支援対象となっていたのは移動する際などの介護や排せつ支援などに利用するロボットだけで、コミュニケーションロボは対象外でした。

厚労省によると「コミュニケーションロボの導入を支援する自治体はまだ少ないのが現状」
といいます。
普及し始めれば価格は下がっていきますが、導入状況はまだまだ低く、高価であるのが実情です。

しかし専門家は、「高齢者に人間らしく生きてもらうためには、社会性の維持がもっとも重要。
こうしたロボットは高齢者をコミュニケーションの場に連れ出すきっかけになる」
と語り、コミュニケーションロボやセラピーロボが果たす役割の重要性に注目しています。

まだ普及途中で馴染みが少ないセラピーロボットですが、高齢者がいつまでも明るく元気に過ごしていくために、とても有益な存在になっていきそうです。

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【終活】「笑いヨガ」で心と体を元気に

新元号「令和」がスタートしました。
新しい時代も、笑顔を絶やさず明るく元気に過ごしていきたいものです。

さて、笑顔といえば「笑いヨガ」という健康法をご存知でしょうか?
子どもから大人まで誰でもでき、笑うことで元気になろうという「笑いヨガ」は、いま全国で広まっています。

ストレス社会といわれる中、社員に向けたレクリエーションや研修メニューに導入する会社も出てきました。

今回はそんな「笑いヨガ」をクローズアップしていきましょう。

■「笑いヨガ」とは?

笑いヨガとは、ユーモアや冗談、コメディなどは全く使わず理由なく笑うというユニークな健康法です。

笑いの体操とヨガの呼吸法を合わせており、1995年にインド人医師のマダン・カタリアさんが考案しました。

本当に笑うだけで健康になれるの?と思う方もいると思いますが、この効果は医学的に立証されています。

大笑いをして身体がポカポカする経験は誰にでもあると思いますが、大笑いは普通呼吸の3倍の空気を摂取することになります。
そのため笑いは体内ジョギングともいわれ、30秒間笑うだけでジョギングなどで得られるような血流量の増加が起こり、爽快な気分になれます。

また笑うことで代謝がよくなり、糖尿病や肥満を予防・改善したり、自律神経の働きを整える効果もあるとされているのです。

■誰でもできる「笑いヨガ」

「ホッホッハハハと笑おうね」という笑い指導者の呼びかけで、最初は照れ臭いのか渋々笑っていた子どもたちが、やがてみんなで手をつなぎ大笑いしながら輪になって走り回る様子が見られたのは、笑いヨガの体験会です。

「スマートフォンの操作ばかりであまり笑わない子なのに、今日はよく笑っていたし、私も心底笑った」と話すのは参加した母親。
指導した専門家は「作り笑いでいい。それが心と身体を元気にする」といいます。

健康効果に注目した企業が、笑いヨガを取り入れるというケースも増えています。
「持ち前の笑顔を取り戻し元気になった」と振り返るのは、保険会社に勤務するAさん(32)。

もともと運動部に所属し、明るい体育会系が売りだったAさんですが、決算期で多忙だった当時、ストレスに押しつぶされそうだったと語ります。

そんな時、会社で開かれた笑いヨガの研修会に参加し元気になったAさんは、笑いの重要性に気づいたと言います。
今では仕事中あえて「アハハハ」と笑う時間を作るようにしているそうです。

笑いヨガに興じるのは、若い世代だけではありません。
高齢者に笑いヨガを楽しんでもらうために、職員50人が笑いヨガの指導資格をもつという介護施設が東京都内にあります。

「いつも無表情の認知症の人が笑ってくれる」と施設理事長は話します。

また、施設のお年寄りだけでなく職員の心の健康にも一役買っています。
介護の仕事は重労働で、利用者になにかあれば叱責も覚悟しなければならないストレスの溜まりやすい職種です。

そのため、この施設では月に一度職員のためのクラブを開き、職員のメンタルケアにも笑いヨガを活用しているそうです。

■笑う門には健康きたる

子どもの頃はいつでも無邪気に笑えていましたが、大人になると笑うタイミングを考えてしまい、笑う機会はどんどん減ってしまいます。

そのため最初は「理由もなく大笑いするなんて…」と抵抗を感じる人がほとんどかもしれません。

しかし、医学的見地から笑顔が生きる力になることが提言されているのは事実です。
「笑う門には健康きたる」だと思って、一度騙されたつもりで大笑いしてみてはいかがでしょうか?

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【終活】孫リフォームで子世帯支える

子世帯の「近居」がきっかけで、孫のために自宅をリフォームする祖父母世帯が増えています。

バリアフリーリフォームで床の段差をなくし孫が転びにくいようにしたり、リビングを広くして3世代みんなで食事や団らんを楽しめる空間を作るなど、小さな子どもでも快適に過ごせるリフォームの事例が多くなっています。

この「孫のため」のリフォームは、祖父母自身の老後の備えにもつながっています。

■ 年々増える「孫リフォーム」

シニアが定年を契機に夫婦生活を快適にするという目的でリフォームを行うというのはよくある話ですが、近年「孫のため」という事例が増えています。

最近多いのは共働きで家事と育児の負担が大きい妻が、育児を頼みやすい自分の親の近くに住む「近居」。
これをきっかけに祖父母が自分の家をリフォームするというケースが増えています。

群馬県に住むAさん夫妻(60代と70代)は働く娘の育児負担を減らそうと2007年にリフォームしました。

まだ保育園に通う年齢だった孫から目を離さなくてもよいようキッチンを対面式にしたり、居間の段差を取り除いたりなどの改修を行っています。
下の孫が小学生になった現在も、学童保育からの呼び出しなどに対応しているといいます。

長女のBさん(40)は、「仕事を続けられるのは両親のおかげ」と祖父母のサポートをとてもありがたく感じています。

■ 孫リフォームが自身の老後の備えにも…

孫リフォームは祖父母にとってもメリットがあります。

東京都内に住むCさんは、11年7月に小さかった孫二人がおもいっきり遊べるようにと、リビングに和室を増設し1.5倍に広げました。
子どもたちがつまづいて転倒しないように、段差が少ないバリアフリーリフォームです。
孫がストーブの周りで走ったり遊んだりすることも考え、床暖房も導入しました。

その後Cさんは大病を経験。
その時に孫のためにと行っていたリフォームが結果的にCさんの安全につながりました。

段差が少なく床暖房も完備した生活空間は、これから足腰がおぼつかなくなったときの備えになっているとCさんは言います。

■ すべての人に優しい「孫リフォーム」

同じ家に長く住み続けていると、自宅が不便だったり快適でなかったりしても気付きにくいものです。
そして祖父母が快適に過ごせない家は、子どもにとっても過ごしにくい家といえるのではないでしょうか?

「孫リフォーム」は小さな子どもはもちろんですが、高齢者にとっても住みやすい空間を作り出します。

きっかけは「孫のため」かもしれませんが、その先にある老後の備えも兼ねて「孫リフォーム」を検討・実行してみるのも良いかもしれません。

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【終活】医療費抑制の切り札「ジェネリック医薬品」

高齢化や医療技術の高度化で膨らみ続ける日本の医療費。
いまその医療費を抑制する切り札として、ジェネリック医薬品(後発医薬品)の使用促進が重視されています。

政府は2020年末までにジェネリック医薬品の普及率80%以上を達成するという目標を掲げ、数千億円規模での医療費削減を目指しています。

最も使われているのは沖縄県、最低は徳島県ですが、その使用率には実に20ポイントもの開きがあります。
全体では着実にその使用率を上昇させているジェネリック医薬品ですが、都道府県別にみると大きなバラつきがみられるのはなぜでしょう。

そして先発薬の半額からそれ以下で手に入るジェネリック医薬品は、本当に安心して使えるものなのでしょうか?

そこで今回はジェネリック医薬品についての特徴やメリット、地域性などについて考えていこうと思います。

■ジェネリック医薬品とは?

ジェネリック医薬品は新薬と同じ有効成分で作られ、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」にもとづくいろいろな厳しい基準や規制をクリアした薬のことです。

先発医薬品を開発したメーカーには、その新薬を独占的に販売できる特許期間が20~25年ありますが、その特許が切れたあとに製造・販売されているのがジェネリック医薬品です。

先発医薬品と同じ有効成分を同量含んでおり、同等の効き目があると認められ販売されています。
しかし、先発医薬品の特許が切れたあとに様々なメーカーがゾロゾロとその薬を出したため、ジェネリック医薬品はかつて「ゾロ薬」とも呼ばれていた時期があります。

先発医薬品に比べて薬の値段が5割程度、中にはそれ以上安くなるものもあるため、先発医薬品より劣るイメージがつきまとっていたのです。

例えば花粉症の人に馴染み深い「アレグラ」。
主成分のフェキソフェナジン塩酸塩錠という名称でジェネリック医薬品がたくさん出ています。
アレグラ錠60mgの薬価は65円ですが、ジェネリックなら多くが半額以下。
しかし安くても薬の効能は同じなのです。

その理由は極めて道理にかなっています。

通常先発医薬品の開発研究には、約9年~17年程度の長い歳月と、数百億円から数千億円もの莫大な時間とコストがかかっています。

この投資費用が薬の値段に反映されているのですが、ジェネリック医薬品の場合すでに有効性や安全性について先発医薬品で確認されていることから開発期間やコストが大幅に抑えられるのです。
結果的に薬価は先発医薬品の半額か、中にはそれ以下に設定することができます。

ジェネリック医薬品に対して「安くて本当に効き目はあるのか」「安全性は大丈夫なのか」という不安の声が聞かれることもありますが、決して先発医薬品に劣っているわけではないのです。

■地域差の大きいジェネリック医薬品使用率

全国の都道府県で使用率トップを走るのは沖縄県で、2017年3月末で79.9%と全国平均の68.6%を大きく上回ります。

その背景には経済的な事情が見えます。
沖縄県民の一人当たりの所得は2014年度で213万円と全国で最も低くなっており、所得対比でその医療費負担が県民に重くのしかかっていました。

そのため自治体や医療機関、調剤薬局などが、先発薬の半額ほどで済むジェネリック医薬品の普及に地域全体で取り組んできたのです。
しかし理由はほかにもあります。

それは米国統治時代の名残です。
日本の医療保険制度では、かかった医療費の1~3割を病院の窓口で支払います。
ですが当時の沖縄では医療費全額を患者が立て替え、後で自己負担分以外の費用を還付してもらう方式をとっていたため、立て替えとはいえ、大きな出費は嫌われたのです。

一方、全国でジェネリック医薬品の使用率が一番低いのは徳島県です。
2016年度末、全国で唯一その使用率が6割を切りました。

大手調剤薬局が他の地域に比べて少なく、県内展開の小規模店が多いことが要因です。
全国健康保険協会徳島支部によると、県内の大学病院前薬局はジェネリック医薬品の調剤率が3~4割程度でしたが、全国展開の薬局では8割を超えていました。

小規模な薬局では次々と登場するジェネリック医薬品の在庫を十分揃えることが難しいのです。

東京23区では最高の足立区が68.4%なのに対し、最低の新宿区は55.4%です。
一人当たりの所得は足立区は23区中で最低ですが、新宿区も8位と中間でした。

このことから所得が使用率の差の原因とも言い切れません。
それではこの「ばらつき」の要因は何なのでしょう?

答えは人口構成にありました。
国民健康保険では外国人留学生が多いことも影響し、新宿区は加入者を占める20~29歳の割合が約22%で、全国平均の約3倍と高くなっています。

一方、60~69歳の割合は18%と全国平均より14ポイントも低いのです。
厚生労働省によれば一人当たりの医療費は15~44歳は年間12万円ですが、70歳以上は84万円。

若者の多い新宿区の一人当たりの医療費は23区中で一番低く、医療費負担の軽い自治体ではジェネリック医薬品の使用を促すメリットが小さかったというのが、新宿区で使用率が下がった原因と考えられています。

使用率を上げることで健康面でも経済面でも豊かになれる人を増やし、厳しい保険財政を救う可能性も秘めているジェネリック医薬品。

普及率はまだあまり高くありませんが、特徴やメリットをよく理解した上で活用していくことは、個人はもちろん国レベルで考えても有益な選択肢の一つといえるでしょう。

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【終活】速歩で健康づくり

ウォーキングは誰もがお金をかけずに始められる簡単な運動の代表です。

中でも、大股で普段より早く足を動かす「速歩」は、通勤や買い物、散歩の際などに手軽にできる健康法です。

「マラソンやジョギングは体力的に自信がない」「運動する時間がない」という人でも無理せず自分のペースで行えます。
また最近の研究で、速歩には足腰の筋力を維持・強化するだけではなく、認知症の予防にも効果がみられることが分かってきました。

普段通りの歩き方に少しだけ負荷をかけることで、効果的に身体や脳を鍛えることができる速歩。

今回は、速歩に適した歩き方とそのメリットについて紹介していきたいと思います。

■ウォーキングで健康維持

年齢を重ねるにつれて、筋肉や体力が低下していくのは仕方がないことです。
何も対策をしなければその衰えを予防することはできません。

そのため簡単に始められてお金もかからないウォーキングはシニアの趣味の代表格にもなっており、年齢別では70歳代が70%以上実施している人気の高い運動です。

体力づくりや健康管理、ストレス発散など取り組む理由はさまざまですが、手軽さに反比例してその効果は絶大です。

なぜならウォーキングは足を使うだけではなく、身体中の筋肉を総動員して行う全身運動だからです。
それでは、ウォーキングには具体的にどのような効果が期待できるのでしょうか?

■より効果的なウォーキング「速歩」

ウォーキングが健康増進に効果的であることを紹介しましたが、ここからはさらに効率の良い筋力アップにつながる「速歩」を紹介していきます。

速歩とは普段より足を早く動かすことで、普通の歩き方よりも少しだけ身体にかかる負荷を増やす健康法です。

この速歩で重要になってくるのは歩調(テンポ)をあげることではなく歩幅を広くすることだけなので、歩き方の工夫次第で多くの人がすぐに始められる効率的なトレーニング方法になっています。

中高年になると筋肉の衰えに加えて脳機能が歩幅に影響してきます。
専門家によると「横断歩道の白線をまたぐイメージであるくのが理想」とのことで、その歩幅の目標は65センチです。

体格や運動能力などの点で白線を超えるのが難しいと感じる人は、白線は一つの目安と考えても構いません。
ポイントとなるのは姿勢です。

(1)肘は自然に曲げて、腕を後ろに大きく、前は小さく振る
(2)膝を伸ばしてかかとから着地する
(3)おしりの筋肉を持ち上げて背筋を伸ばす

の3点と歩幅が揃えば歩く速度は自然に早くなり、普通のウォーキングに比べて足腰の筋肉が鍛えられます。
さらに視線はなるべく前に保ち、へその下に力を入れましょう。
手をあてて筋肉が硬くなっていればきれいな歩き方になっています。

反対に悪い歩き方は「猫背で視線を下に落とすトボトボ歩き」です。
ビジネス街でよく見かける帰宅途中の疲れた会社員の姿をイメージすると分かりやすいかもしれません。

■大きな歩幅は認知症予防にも

健康寿命を延ばす方法が最近の研究で次々と明らかになってきています。
その中の一つが「歩行の状態が将来の認知症の発症リスクと関連する」というものです。

東京都健康長寿医療センターが高齢者666人を対象に歩行状態を4年間かけて追跡調査したところ、歩幅を「広い」「普通」「狭い」の3グループに分けて調査した結果、「狭い」グループは「広い」に比べて認知機能が低下するリスクが3.39倍も高いことがわかったのです。

女性に限ればそのリスクは5.76倍にも高まります。
その一方、歩くテンポは、「低い」(遅い)は「高い」(速い)に比べて1.01倍と、低下リスクにほとんど差がありませんでした。

 

なぜ足腰の機能が認知症と関連するのでしょうか?

一見単純そうに見える「歩く」という動作ですが、これには目や足から伝わる情報を瞬時に処理し、次の一歩を踏み出すよう筋肉にシグナルを出すという複雑な処理が行われています。

しかし、認知症になると脳の前頭葉や運動野が萎縮していき、足を前に出そうとするシグナルが脳から筋肉にうまく伝わらなくなるので、自然と歩幅が小さくなります。

そのため、歩幅の狭さは将来的に認知症を発症するリスクが高まっているシグナルだといわれているのです。

日頃から意識して歩幅を広くし、脳への刺激を与えることが認知症予防につながるということになります。

 

■無理のない範囲で楽しみながら歩きましょう

歩幅を広くした速歩は、慣れるまでは大変かもしれません。
最初はゆっくりでいいので歩幅を広くすることに意識を傾けて歩くのが良いでしょう。

ただし無理は禁物です。
運動のしすぎは逆に免疫力を低下させ病気になりやすくなりますし、強すぎる運動は活性酸素を増やし、身体の老化を進めるといわれます。

正しい姿勢で自分の身体と相談しながら継続して歩くことが大切ですが、他にもウォーキング仲間を作って交流を楽しみながら歩くのも長く続けるコツです。

お金も道具も必要がなく、いつでも始められるウォーキング。
足腰の衰えを予防し健康寿命を延ばすため、さっそく明日から試してみてはいかがでしょうか?

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【終活】危険な高齢者の閉じこもり

足腰の衰えや、他人との接触などといった活動の機会や意欲の減少が原因で外出をせず、1日中家で過ごす「閉じこもり」の高齢者が増えています。

放置すれば寝たきりや要介護状態を招く恐れがあり高齢者の健康に悪影響をもたらしますが、そのリスクを認識している人は当事者も含め多くないのではないでしょうか?

外出頻度が少なくなるのは高齢者の生活様式とも言えるのですが、それが原因で見過ごされがちな高齢者の閉じこもり。
いつまでも明るく健康に過ごすためには、人と話をしたりメリハリのつく生活に外出はかかせません。

それでは、閉じこもり気味な高齢者に外出を促すにはどうすれば良いのでしょうか?
今回は自治体の取り組み等を基に、その対処法を探っていきたいと思います。

■閉じこもりとは?

「閉じこもり」とは、1日のほとんどを家で過ごし、週に1回も外出しないことをいいます。
行動範囲が家の中か庭に限られ、めったに家の外には出ない状態です。

閉じこもりに陥ると、外出や対人接触といった活動の機会や意欲を減少させ、生活機能や能力を下げてしまいます。
やがて起きられなくなり、寝たきりや要介護状態にまで陥ってしまうリスクもはらんでいるのです。

閉じこもりの原因はさまざまありますが、大きく分けて3つの要因に分けられます。

一つは骨折や膝痛、病気の後遺症などで身体機能が低下するといった身体的要因。
もう一つが心理的要因で、転倒に対する恐怖心や配偶者を亡くした喪失感などで外出意欲を失います。
三つ目が社会・環境要因で、近所付き合いがないことや、家の周りに坂が多いなど外出意欲を消極的にさせる環境を指します。

閉じこもりが続くと活動量が少なくなるため、心身の機能が低下し要介護状態に繋がりやすくなるのはもちろん、死亡リスクを高める要因にもなります。

東京都健康長寿センターが2018年に発表した調査によると、閉じこもっていない高齢者に比べ、閉じこもり傾向がある高齢者の方が死亡率が高いことが分かっています。

調査は2008年から14年にかけ、埼玉県和光市の65歳以上の健康な高齢者(08年当時)1023人を追跡して行われました。

2~3日に1回しか外出しない「閉じこもり傾向」と週に1回も他人と話さない「社会的孤立」に分け、死亡率を比較しました。

その結果、両方に当てはまるグループの高齢者は、両方に当てはまらない人のグループに比べると2.2倍の死亡率となり、さらに片方だけ当てはまる人のグループよりも明らかに死亡率が高くなるということが判明しました。

閉じこもり傾向は完全に閉じこもりの前段階といえます。

調査を担当した研究員は「外出しないよりはした方がいいが、外出先でどうかかわるかも重要。できるだけ人と話すなど、質の高い外出を心がけるべき」と指摘しています。

高齢者の健康維持には、社会とのつながりをキープし、他人との関わりをもつことがとても大切なのです。

■買い物・散歩を支援する自治体も

山形県天童市が2018年10月から始めた「ショッピングリハビリ事業」は、買い物をきっかけに高齢者を外出に促す新しいサービスです。

11月下旬、通所介護事業所の車で送迎された70~90代の高齢者5人が、近所のスーパーに買い物に訪れました。

介護事業所の職員も付き添っているので安心して買い物を楽しむことができ、店員との会話で孤独感も和らぎます。

Aさん(88)は1時間の散策時間で必要な食料や好きな果物を買い込みました。
「送迎があるから楽。いい気分転換になる」と満足げです。

息子に説得されて9月に運転免許を返納したばかりのBさん(88)は「車がないと買い物にも苦労するので、非常にありがたい」と話します。

この買い物サービスの対象は介護保険で要支援とされた高齢者で、9つの介護事業所と4つの商業施設から協力を得ています。
利用料は月1,410円で、天童市では15人が利用しています。

東京都板橋区の認知症高齢者等外出支援サービス事業「ごいっしょサービス」は、週に1回程度、認知症の高齢者宅にボランティアを派遣し、散歩の付き添いや話相手になってもらうというサービスです。
高齢者の外出機会を増やし、家族の休息時間を確保するのが目的です。

Cさん(56)は週1回、91歳の母親のためにこのサービスを利用します。
普段母親は自室で寝ていることが多いと言いますが、「利用を始めてから生活にメリハリがつくようになり、表情も明るくなった」と効果を認めています。

閉じこもりは病気ではないものの、さまざまな要因が絡み合っているため一筋縄ではいかない部分もあります。

しかし、寝たきりや要介護状態を引き起こす閉じこもりは、見方を変えれば最低でも週に1回外に連れ出せば悪循環から逃れられるともいえます。

今後は天童市や板橋区で実施されているようなサービスがもっと多くの自治体に広がり、サポートを必要とする人々に対して積極的な支援が十分に浸透していくことが望まれます。

■「閉じこもり」の危険性を理解する

寝たきりや要介護状態を未然に防ぐためには、閉じこもりに潜む危険性を身体・心理・社会環境の側面から総合的に理解することが大切です。

若いころより活動量が減る高齢者のライフスタイルの延長にあるのが「閉じこもり」なので、わざわざ医療機関に出向いたり地域の窓口に相談する人はいないでしょう。

「家でおとなしくしてくれて安心」と思う家族も多く、本人も含め閉じこもりのリスクを認識していない人が多いのが実情です。

しかし、さまざまな弊害を引き起こすだけでなく、死亡率まで高めてしまうのが閉じこもりです。

週に1度外出するだけでも閉じこもりの悪循環から脱出できます。

寝たきりや要介護のリスクを低減するためにも、ぜひ積極的に外に出て行き、人との交流を楽しんでいただければと思います。

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【終活】適正飲酒でいつまでもおいしいお酒を

お酒を飲む65歳以上の男性の半数、女性の4分の1が健康を保つための「節度ある飲酒量」を超えてアルコールを摂取しています。

高齢になるとアルコールの影響を受けやすくなるため、シニアがお酒を楽しむためには節度ある飲酒がポイントになってきますが、アルコールの適正量が十分に知られていないことや、高齢者ならではのさまざまな原因がきっかけで、体に負担をかけながら多量飲酒を続けてしまう人は思っているよりも多いようです。

いつまでもお酒を楽しむためには、体力に応じた飲み方が大切になってきます。
今回は多量飲酒による危険性と、お酒も人生も長く楽しむための、上手なお酒の飲み方について考えていこうと思います。

■高齢者の多量飲酒とそのリスク

アルコールの体への影響は、年齢とともに顕著になっていきます。
高齢者は若年者に比べると体内の水分量の割合が低く、同じ量のアルコールを摂取した場合、アルコールの血中濃度が増加しやすいためです。

また、年齢とともに増加する中枢神経のアルコール感受性は、アルコールの鎮静作用や運動系への作用を強くします。
そのため高齢者は比較的少量の飲酒であっても、酩酊や転倒などの問題を起こしやすくなるのです。

しかし、お酒を飲む65歳以上の男性の半数、女性の4分の1が適正飲酒量の目安とされる「1日当たり日本酒1合」以上のアルコールを摂取していることが、厚生労働省の調査で分かりました。

高齢になると定年退職や配偶者の死など、ライフスタイルの変化や孤独感から心境に変化が生まれます。

その結果、今までより飲酒量が増えたり、昼間から一人で飲んだりなど、お酒との付き合い方がうまくいかなくなる高齢者は少なくありません。

特に独居の男性の場合、話相手もなくお酒以外の楽しみがない、身体を壊しても心配してくれる人がいない…という状況になってしまうと飲酒量が増えてしまうリスクは大きいでしょう。

また、高齢になると認知機能が低下し、自分がどのくらい飲んだのか把握できなくなるなど、飲酒の抑制がきかなくなり、気がつけばアルコール依存症になっていた…という悲しいケースもみられるのです。

国内で初めて「減酒外来」を開設した国立病院機構久里浜医療センターが行った調査によると、同センターにアルコール依存症の治療で受診する65歳以上の割合は2002年で15%だったのに対し、2012年には24%にまで上昇したことが分かりました。

高齢化が進む日本では高齢世代でのアルコール依存症が増加しており、懸念される社会問題の一つになっています。

そしてこのアルコール依存症、実は認知症を引き起こすリスクも高めてしまいます。

同センターが行った調査によると、アルコール依存症者では50代で軽度認知機能障害、60代では認知症の初期状態が認められました。

これは認知症の発症を10年も早めていることを示しており、アルコールの大量飲酒と認知症の関連性をはっきり表したものといえます。

「酒は百薬の長」と言われますが、歯止めがきかなくなったお酒にもはや「百薬の長」の意味合いはないのです。

■節度ある飲酒量とは?

月に1日以上飲酒する高齢者は約48,000人で、男性の56.4%、女性の24.9%が適正量以上を飲んでいることを上の項で紹介しました。

このうち節酒を意識していると答えた人の1日の飲酒量は、1~3合が42%、3合以上が2%と、適正量があまり理解されていませんでした。

健康づくりの目標を定めた厚労省の「健康日本21」は、「節度ある飲酒量」として、1日のアルコール量を20グラム程度としています。
これは日本酒なら1合、ビールなら500ミリリットル缶1本程度で、このくらいの量であれば程よくお酒を楽しめるとしています。

ただし明確な基準はなく、アルコール処理能力の個人差もあるので一概にいうことはできません。
一般に少量の飲酒で顔が赤くなる人や高齢者、女性はこの基準より飲酒量を減らすべきだとされています。

■適正飲酒で楽しいお酒を

「適度な飲酒」であれば、友人知人とのコミュニケーションの機会が増加したり、健康維持にも一役買ってくれるお酒。

しかし「多量飲酒」になってしまうと、健康や人間関係にも良くない影響を及ぼすことは明白です。

一般的には年齢を重ねるとアルコール代謝機能が低下し酒量も減少していくものですが、中には機能が低下しているのに気づかず、若い頃からの酒量で飲み続けている人がいます。

しかしこの状態を続けていると臓器に障害を起こしやすくなり、健康を損なってしまうリスクは増加します。

シニアになっても好きなお酒を長く楽しむためには、自分の年齢や体力に応じた飲み方を知り、適量を守って飲むことが大切です。

「自分はアルコールに強いから大丈夫」と過信せず、適量を守ってお酒と長く楽しく付き合っていただけたらと思います。

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