【終活】「お墓の終活」について

2020年の出生数は、過去最少で約84万人。
妊娠届件数は、新型コロナ感染拡大への不安が続いた
昨年5月〜7月に前年同月比で11.4%マイナス。
コロナ禍による経済の先行き不安から、2021年の出生数は
70万人台になる恐れ
もあるといわれており、事態は深刻です。

この少子化が、すべての問題の根源。
少子化こそが最も真剣に向き合わなければ
いけない問題だと言えるでしょう。

人生の最期をなんのトラブルもなく迎えるための準備「終活」。
その一環として、先祖代々のお墓の管理を自らの代で整理する「お墓の終活」
テーマにしたバスツアーが地元岡山で開催されたそうです。

永代供養の納骨堂をはじめ、墓石の代わりに自然の木々や花々を
シンボルとする「樹木葬」などを見学して回ったそうです。

最初に訪れた「樹木葬」では、高さ約4メートルのサクラの下に、
名前が刻まれた正方形(約20センチ四方)の石のプレートが複数あり、
「ありがとう」「感謝」という言葉だけでなく、イヌやネコのイラストまでも彫られている。
プレートの下には、袋に入れられた骨が埋められていて、
時の流れと共に自然に土に返るという。
次に訪れた「樹木葬」は、カラフルな花が咲き誇る花壇。
花壇の周りには、名前入りのプレートが並んでいる。
どちらの霊園も初期費用を払えば、管理を任せることができる「永代供養」となっている。

「樹木葬」に続いて、両霊園で永代供養墓も見学。
新しく墓を建立することはもちろん、別の場所から移すことも可能とのこと。
お盆やお彼岸には合同供養を営んでくれる。
一角には納骨堂もあり、墓じまいをして骨を移す人も多いそうです。

「子どもが遠方におり、将来の管理が心配」「子どもに迷惑をかけたくない」。
見学に参加された方は皆さんそう口にされていたようです。
少子化問題は「お墓の終活」にまで影響を及ぼしているのです。
ただ、家族のカタチの多様化は、価値観の多様化につながります。
したがってお墓のカタチに正解はありません。
お墓が生まれた元々の起源は「亡くなった人を供養したい」という想い。
お墓を新しく建立する、もしくは改める機会は、
人生に一度あるかないかの大きな選択です。
悔いが残らないように、取り組んでいただきたいものです。

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エンディングノートや遺言をつくることだけが終活ではありません。
終活とは成熟した大人がこれからの人生をどのように楽しみ、次の世代に何を託すのかを決める作業です。
何かを決めるということは大変な作業ですが、
それだけにその決断は大切なヒトへのやさしさや愛情になるのではないでしょうか。
リガーズサービスのコラムが、あなたの充実した終活のお役に立てれば幸いです。

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