【終活】ラストメッセージ

皆さんは「付言」という言葉をご存知でしょうか?

遺言書などに付け加えるメッセージですが、これがスゴイ効き目があるそうです。
「兄弟いつまでも仲良くしてくださいね」この一言が、争いを未然に防ぐそうです。
亡くなっても、子どもにとって両親は永遠に大切な親です。
親を困らせることはしたくないと制御機能が働くのでしょう。
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60歳以上の全国男女3,494人を対象に、
終活に関する意識調査を行ったデータを見てみると、エンディングノートには
どのようなことを書いている、もしくは書きたいと思っていますか?
と質問したところ、トップの遺産に関することと大差なく、
50%の方が「家族への感謝の言葉」と答えています。

Q1.エンディングノートにはどのようなことを書いていますか、
もしくは書きたいと思っていますか?

■家族への感謝を伝えるため約50%

約半数の人がエンディングノートを書くきっかけとして挙げています。

質問の対象を変えて、親が存命している30〜50代の男女1,200人に、
あなたの親にどんなことをエンディングノートに書き残して欲しいと思いますか?
と質問したところ、葬儀や墓のこと、次に遺産に関すること、
その次に親族、友人、知人のリストがあがりました。

Q2.あなたは親にどんなことをエンディングノートに書き残して欲しいと思いますか?

■親族・友人・知人リスト約50%

エンディングノートに書き残してほしい内容の約半数を占めます。

自分の親が亡くなった時に、困りそうな実例は?の質問には
約40%の方が「訃報を知らせたいが連絡先が不明」と答えています。

Q3.自分の親が亡くなった時に、困りそうな実例は?

■『死亡を知らせたいが連絡先が不明』

「葬儀関係の希望について知らない」も約35%と他にくらべて
高い数値となっています。

自分の親に終活を行って欲しいですか?の質問では、必要ないと答えたのは25%だけで、
約75%の方が終活は必要であると考えています。

Q4.あなたは自分の親に終活を行って欲しいですか?

■全体の約75%

タイミングの誤差はありますが、万が一のときのためにして欲しいと思う人が
約75%を占めています。

以上の調査結果を見ると、
ご家族は、あなたが何を考え、何を望み、最期にどうして欲しいのかを
知りたいと思っています。
お金を残してもらうことは、もちろんありがたいですが、
それによって争い事が生じては本末転倒です。
あなたが書きしるしたメッセージは、
残された方々に生きる勇気を与える究極のやさしさです。

人生はあなたのものです。
どのように生きようが勝手ですが、でもあなたの命は、
あなたのことを大切に想う皆のものです。
あなたが亡くなれば周りの方はもちろん、
あなたが想像していないヒトにも影響を与えます。
命はあなたが作ったものではありません。
人生で巡り合った方々へ、真剣にまごころのメッセージを残しましょう。
あなたがいなくなった後、必ず大切なヒトの心労を軽減することができます。

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エンディングノートや遺言をつくることだけが終活ではありません。
終活とは成熟した大人がこれからの人生をどのように楽しみ、次の世代に何を託すのかを決める作業です。
何かを決めるということは大変な作業ですが、
それだけにその決断は大切なヒトへのやさしさや愛情になるのではないでしょうか。
リガーズサービスのコラムが、あなたの充実した終活のお役に立てれば幸いです。

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