【終活】シニアが楽しむ一人旅

いまシニアの「一人旅」が注目を集めています。
申し込みを一人に限定するツアーに参加するシニアが増えているのです。

参加資格をおひとりさまに限定することで、必然的にツアーに参加している人が全員一人旅を楽しみたい人になります。

そのため自分だけ一人であるという疎外感を感じることもなく、気兼ねなく旅を楽しめるのです。

観光地めぐりは団体行動で安心感があるうえ、宿泊先では個室になるのでのんびりくつろぐことができます。

なにより同じ趣味や関心をもつ人が全員一人で参加しているので、意気投合できれば楽しい旅の仲間にもなります。

そこで今回は「シニアの一人旅」について深堀していきます。
この記事を読んだあと、思わず一人旅の申し込みをしたくなるかもしれませんね。

■安心・気楽な一人旅

旅行というと、家族や友人と一緒に行くイメージが大きいと思います。

しかし全員の都合がいい日程の調整や行き先の選定、実際に出かけた先で感じてしまう気疲れなど、思いの外負担になる部分が多いのではないでしょうか?

その点一人旅なら日程をすり合わせる必要がありませんし、行き先も自由です。

バス移動時は1人で2席使えるプランが多いので、移動時間をゆったり過ごすことができます。
もちろん眠い時に隣の人に話しかけられることもありません。

一人といっても食事はレストランで皆と一緒に食べますし、観光先では団体行動になるので
安心感が大きいでしょう。

料金は相部屋になることが多い団体ツアーより高めにはなりますが、プラス1万円程度の水準です。

このようなメリットから、気軽に参加できる一人旅がシニアの注目を集めているのです。

■経験者が意外に多い、シニアの一人旅

JTBが2017年に実施したアンケートでは「一人旅をしたことがある」と答えた人は60%いました。

男女の比率では男性が53%、女性が47%とほぼ半分です。
意外にも、男性だけでなく女性も積極的に一人旅を楽しんでいる様子が伺えます。

さらに年代別にみると40〜60歳代で男女ともに約80%と高い数字が出ており、シニアが一人旅に積極的なことも見えてきます。
ではその理由はなんでしょう?

一人旅をする理由の第1位は「自由で気楽な旅がしたかった」が42%で最多。
そして「一人で旅行するのが好き」が18%で続きます。

このことから、多くの人が消極的な理由ではなく自ら好んで一人旅に出ていることが分かります。

行き先に関しては「景色のきれいなところ」が23%で1位。
ついで「温泉地」と「食べ物がおいしいところ」がともに15%で続きます。

他の選択肢も幅広く選ばれており、参加者が自分の趣味嗜好で行きたいところを自由に選んだ結果が見えてきます。

逆にリゾート地やクルーズなどの費用がかかるプランと、スポーツなど相手が必要な場合が多いツアーは低い結果になりました。

■ルールに気をつけながら、一人旅を楽しみましょう

いかがでしたか?
一人旅を楽しむシニアが意外に多く、しかもみなさん気軽に参加されている様子を知っていただけたのではないでしょうか?

最初は緊張するかもしれませんが、ツアー客全員が一人で参加している人ばかりなので周囲の目を気にする必要はありません。

さらにツアーの中には「女性限定」というプランを用意している旅行会社もあります。
一人旅は男性のイメージが強いですが、「安心・安全な一人旅」は女性からの関心も高いため、各社様々なプランを用意しているのです。

しかし、気ままな一人旅にもルールがあります。
それは夫婦や友人同士での参加を禁止するというものです。
一人旅で親しくなった人同士が次のツアーに一緒に申し込むのもアウトです。

そこには「参加者の一部が仲間同士だと分かると、他の参加者が疎外感を感じてしまうから」という理由があります。

各自がルールを守り、参加者同士が程よい距離感を保つことが一人旅を楽しむコツです。

さあ、あなたも一人だからこそ出会える人や感動を見つけに、自由気ままな一人旅に出掛けてみませんか?

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エンディングノートや遺言をつくることだけが終活ではありません。
終活とは成熟した大人がこれからの人生をどのように楽しみ、次の世代に何を託すのかを決める作業です。
何かを決めるということは大変な作業ですが、
それだけにその決断は大切なヒトへのやさしさや愛情になるのではないでしょうか。
リガーズサービスのコラムが、あなたの充実した終活のお役に立てれば幸いです。

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