【終活】増える終活の取り組み。その内容とは?

以前の記事で終活・エンディングノートについて取り上げさせていただきました。
今回はその話の続きとして、
終活を行っている人が具体的にどんな内容から始めているのか、
アンケート調査を交えてみて行きましょう。

上のグラフは、日経生活モニターに登録する人(60歳以上528人)を対象に
8月に行った終活の取り組みに関するアンケートの結果です。
終活をいずれ取り組みたいと答えた方は全体の8割と、意欲的な人が多数でした。

取り組んでいる終活の内容で一番多かったのは「エンディングノートの執筆」でした。
これは以前の記事「終活にかかせないエンディングノート。あなたは何を書きますか?」の内容でも、
エンディングノートの認知度が全体の80%だったことから、関心の高さが持続しているのが伺えます。
実際に使用されている方からは、「連絡先と預貯金の一覧表だけは書きました。」
「銀行口座や証券、保険などを伝えておかないと幽霊口座になりかねない。」と、
万が一の時の連絡先リストと財産の状況を主に書いているという声が多くありました。

エンディングノートには書かなくても、財産の一覧を作っておけば、
どこの金融機関とどんな取引をしているのかがすぐに分かるので、
残された家族の相続手続きの時に役立ちます。
相続手続きの記事も挙げているので、そちらもご参照ください。
「いざという時に困らないために知っておく相続手続き」
次にグラフで多かったのは、「墓・埋葬の準備」「終活関連のセミナーや勉強会に参加」でした。

イマドキの事情?デジタル遺品とは。

アンケートで他に多かったのは、金融取引の整理や、
自由回答の中にはパソコンに保存している写真やメール、
必要なパスワードなどの「デジタル遺品」についての内容もありました。
このデジタル遺品については、現代だからこそ重視されているものであり、
回答の中には「写真やブログなどの整理の仕方を知りたい」や、
「ネット上のIDやパスワードの扱い、パソコン上の見られたくない情報をどうするか」
など取り扱いに悩んでいる内容が多くありました。
こういったデジタル遺品については、
亡くなった後に親族が扱いに困ってしまったという事例もあるので、
普段からパソコンの中を整理しておくことが大切です。

そこで役立つのがリガーズサービスのエンディングノートです。
リガーズサービスのエンディングノートは備考欄に自由に記入することができるので、
自分が使っているSNSやブログ、
銀行口座のパスワードなどを信頼できる人のみに知らせることができます。

したがって、SNSやブログの閉鎖などを安心して話すことができます。

また、回答の中には実家の処分についての内容もあり、
親が亡くなり無人となった実家の扱いの問題が浮き彫りになっていることが分かりました。
その空き家問題についてもご紹介します。

思い出が残った実家。どう処理すればいいのか

実家が空き家になってしまう理由は、主に下記の3つがあります。

■親の死去
■親が施設に入居
■子供と親が同居

子どもが自立し、実家から遠く離れている場所に住んでいる場合、
親が亡くなった後は空になった実家だけが残されてしまいます。
その場合は子どもが家を相続することになり、
その後の管理・処分は相続した人の判断に任されます。
多くは売却・換金して資産を分割するので、空き家となる期間は短いことが多いとされていますが、
田舎の不動産の場合はなかなか売れず、
家の取り壊しから土地の売却まで大変だったという声も上がっており、
簡単には解決出来ないことが伺えます。

また、親が施設に入居した場合、
親が売却を希望していない、もしくは親が健在の間は実家を残したいという子供たちの意思により、
実家が空き家となります。
親も子供も小さい頃からの思い出が詰まった実家を売るような決断は、なかなか出来ないものです。
その結果、数年の間空き家となってしまうのです。

子供が一人暮らしの親が心配だからと、親と同居した場合、
親が売却する決断をすることができるのですが、
こちらも思い出が詰まった実家を売るという決断をなかなかできず、
結果空き家となってしまいます。
この場合、親が元気なうちは時々管理のために帰ることもあり、
地元の親戚や友人との交流の場としても活用されることがあります。
ただ、親の体力を考えると、帰るだけでも相当の体力を消耗してしまいますので、
管理が行き届かない
ということもあります。

こういった実家の空き家問題、
自分が亡くなった後や、施設に入った後家をどうするのか、
今からでも家族と相談すると良いでしょう。
また、そんな空き家の管理から活用まで行ってくれるサービス、
「空き家見まわり隊」
というものがあります。
空き家になった実家にまで手が回らない場合は、こちらを活用してみるのも一つの手です。

まとめ

終活で取り組みたい内容は人それぞれです。
手続きが複雑なものから始めたり、
アンケート結果にあるような終活セミナーに参加してみるのも良いでしょう。
あなた自身に合うやり方で終活を進めていき、
不安なことを少しずつ無くしていくことが大切です。
終活には一人で行うには大変なこともあるので、
その時にはサポートしてくれるサービスを有効に活用してみるのも一つの手です。
弊社の「リガーズサービス」は終活に必要なものが揃ったサービスですので、
終活に困っている方はぜひご利用してみてください。

【関連リンク】
「いざという時に困らないためにしっておく相続手続き」
「増える改葬。今時のお墓事情」

 


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終活とは成熟した大人がこれからの人生をどのように楽しみ、次の世代に何を託すのかを決める作業です。
何かを決めるということは大変な作業ですが、それだけにその決断は大切なヒトへのやさしさや愛情になるのではないでしょうか。
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