【終活】思い出の整理 その2

ステイホーム時間を利用しての思い出整理、ご提案のつづきです。
古いアルバムやプリント写真をDVDにして、コンパクトにまとめることは、
物理的には正しいことなのですが、お年寄りにはやさしくないことが前回分かりました。
多くの方がそうだと思いますが、特にお年寄りはアルバムを
手に取って周りのみんなと共有して、思い出を振り返りたい
と思っています。
例えば、ひとつのお鍋をみんなでつつく、鍋料理みたいな感覚ですね。
あれこれ話しながら思い出に浸ることが楽しいのです。

(正しさとやさしさ、選ぶならやさしさです。)
そこで私たちはAIを開発することにしました。話が唐突で、なぜAI?と思われたことでしょう。
私たちが取り組んだAI開発は、写真の審美性を学習し、写真1枚1枚に審美度を
スコア付けし、大量の写真の中から“写りのいい写真”を自動で選別するものです。
いわゆるインスタ映えする写真を自動で選び出す、AIの開発です。

「AQUEM(アクエム)」と名付けた写真選別AIの研究・開発には、
画像や映像に関する研究に積極的に取組んでいる岡山県立大学にご協力いただきました。
「AQUEM(アクエム)」のアルゴリズムは、写真全体の審美性、解像度、顔の位置、
サイズ、笑顔度、ボケ具合など多岐にわたり学習を行っており審美性評価の尺度は
独自のもの
となっています。さらに、人はどんな写真に魅力を感じるのかをテーマに
「AQUEM(アクエム)」の開発以前から岡山県立大学が取組んでいた、
人の感性の多様性を考慮した視覚的顕著性も搭載し、審美度判定の精度を高めています。

要するに、大量の写真の中から瞬時に“写りのいい写真”を自動で選び出すAI。
このAIを開発したことにより、古いアルバムに貼られている写真の中から
“写りのいい写真”を選び出し再編集し、ベストアルバムをつくることができます。
ひと昔前に流行ったフエルアルバムの場合ページ数が自由に増やせるので一概には言えませんが、アルバム1冊に約200~300枚の写真が納められています。
これを1冊50枚や100枚のコンパクトなアルバムにつくり変えることによって、
いつでも手軽に思い出を振り返ることができます。
アルバム再編集の際、漏れた写真もデジタルデータとして全て媒体に保存して、
新たに仕上がったアルバムと一緒にお渡しするのでご安心ください。
手元にはスッキリ見やすくなったアルバム、全ての写真は永遠に色あせることがない
デシタルデータで保存。といった具合です。

こちらのサービスは「おくってフォトブック」というサービスで、近日公開スタートです。
これまでデジタル写真のみに対応するアルバム制作サービスは存在しましたが、
古いプリント写真にも対応するサービスは「おくってフォトブック」が初。どうぞご期待ください。

当然のことですが「おくってフォトブック」は、スマホの普及により大量の写真の中から
“写りの良い写真”をセレクトするのが面倒で、撮りっぱなしの状態になっている若者にも
ご利用いただけます。

プリント写真世代もデジタル写真世代も、この機会に思い出をまとめてみませんか。
元気で、楽しくて、美しくて、頑張って、感動して、嬉しかった、
そんなベストアルバムをつくりましょう。
そのアルバムは、きっとあなたの人生の宝物になるはずです。

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エンディングノートや遺言をつくることだけが終活ではありません。
終活とは成熟した大人がこれからの人生をどのように楽しみ、次の世代に何を託すのかを決める作業です。
何かを決めるということは大変な作業ですが、
それだけにその決断は大切なヒトへのやさしさや愛情になるのではないでしょうか。
リガーズサービスのコラムが、あなたの充実した終活のお役に立てれば幸いです。

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