厚生労働省の発表によると、2019年の日本人の平均寿命は、
女性が87.45歳、 男性が81.41歳、男女ともに過去最高を更新したことが分かりました。
大変おめでたいことです。
前年に比べ女性が0.13歳、男性は0.16歳延び、男女ともに8年連続の更新となりました。
世界と比べてみると、女性は5年連続で第2位、男性は3年連続で第3位でした。
平均寿命は、その年に生まれた子どもが平均何歳まで
生きられるかを予測した数値(死亡状況が変化しないと仮定)。
厚生労働省は平均寿命が延びた原因について
「健康意識の高まりや医療技術の進歩あるのでは」と推測しています。
さらに「今後もゆるやかに延びていくのではないか」としている。
国や地域で見てみると、女性の平均寿命第1位は香港で88.13歳、3位はスペインで86.22歳。
男性の第1位も香港で82.34歳、2位はスペインで81.7歳だった。
男女とももう少し頑張って、世界1を目指しましょう。
厚生労働省の試算では、2019年に生まれた日本人が75歳まで生きる確率は
女性が88.2%、男性75.8%。90歳までだと女性が51.1%で、男性が27.2%でした。
2019年生まれの女性の場合、半数以上が90歳までご健在。
人生何度でもやり直しができそうで、羨ましい限りです。
2019年生まれの人が将来、ガンや心疾患、脳血管疾患で亡くなる割合は、
女性が44.72%、男性が49.62%で、男女とも減少傾向にあり、
特に男性が50%を切ったのは2013年に調査をスタートしてはじめての快挙。
もしこれらの病気による死亡がゼロになった場合、平均寿命は女性で5.45歳、
男性で6.65歳延びるという試算結果が出ました。
ただ、大切なのは「健康寿命」です。
介護を受けたり、寝たきりにならない「健康寿命」は、最新の2016年の調査では、
男性が72.14歳、女性は74.79歳でした。
この「健康寿命」をどれだけ平均寿命に近づけることができるかが今後の課題となっています。
いつまでも元気で明るく。運動や食生活に配慮し、
「健康寿命」を延ばすことで、高齢社会とという失礼な呼び方を封印して、
堂々と長寿社会を謳歌したいものです。
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