5年で 空き家が倍増

2020年からはじまった、日本での新型コロナウィルス感染騒動。

3回目の新春を迎えるにあたって、

2022年こそ穏やかで実り豊かな年になるよう祈念していた矢先、

オミクロン株と呼ばれるものが日本でも猛威を振るい出しています。

ウィルスの災いはいったいいつまで続くのか……

くじけそうになりますが、感染予防をしっかり行い、

希望を持って前を向いて、一日一日小さな幸せを噛みしめて過ごしましょう。

さて、今回は私たちの地元 岡山市の“空き家事情”のお話です。

昨年岡山市が行った“空き家実態調査”によると、調査エリアの“空き家”の総数が、

5年前から倍増したそうです。

次に住む人が決まるよりも、高齢化や過疎化で新たな“空き家”が発生するスピードが

上回っているため、5年で“空き家”が倍増したようです。

対策がまったく追いついていない実態があきらかになりました。

調査エリアの“空き家”は、5年前の708棟から1399棟に増加。

再活用や取り壊し、修繕によって約300棟の“空き家”が解消されたましたが、

住人の死亡や転居で約900棟の“空き家”が新たに発生したそうです。

これまでの“空き家”のイメージと異なり、岡山市の中心エリアでも多く存在し、

市全域に及ぶ深刻な問題であることが浮き彫りになりました。

建物の状態別では、倒壊など危険性が高いものは5年前より30棟少ない、185棟。

なんとか危険な物件の増加は食い止められているようですが、

現時点で程度がよいとされている1214棟も、

人が住まなくなった建物の劣化は早く、管理をしなければ危険度が増していくので、

早急な対応が求めらます。

市建築指導課によると「10年、20年後を見据えて“空き家”の利活用を促して

総数を減らす取り組みも求められる。対応を検討したい」としていますが、

妙案はまだありません。

ローカルな岡山市がこのような状態なので、

“空き家問題”は全国的に蔓延しているのではないでしょうか……?

人口が減少しているので、“空き家”が発生するのは当然の話ですが、

“空き家”が点在する姿は、死骸がそのまま放置されているようでやるせない。

終活と同様、10年後、20年後としっかりと向き合い、覚悟を決めて、

前もって準備することが大切なのではないだろうか……。

“空き家”がポイ捨てと同じ感覚で増えているようで、とても残念な思いがします。

“空き家”が点在することに慣れてしまうのは怖いですね。

ところで、

2022年1月14日刊行された「終活読本ソナエ vol.35」に、

リガーズサービスが掲載されました。

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