最高齢のマスターズ水泳記録保持者 長岡 三重子さんをご存知でしょうか?
長岡 三重子さんは100歳の時、日本マスターズ水泳短水路大会に出場し、
100~104歳の部で、世界で初めて女子1500m自由形を完泳しました。
その時「寿命があれば105歳まで泳ぎたい」と語り、有言実行した方です。
残念ながら、今年1月19日に106歳で亡くなられましたが、
4日前までプールに通い続けていたそうです。驚異的な健康寿命で、
人生100年時代をまさに体現された長岡 三重子さん。
長岡さんは、これからの高齢期の可能性に明るい光を与えてくれました。
最高齢のマスターズ水泳記録保持者 長岡 三重子さんをご存知でしょうか?
長岡 三重子さんは100歳の時、日本マスターズ水泳短水路大会に出場し、
100~104歳の部で、世界で初めて女子1500m自由形を完泳しました。
その時「寿命があれば105歳まで泳ぎたい」と語り、有言実行した方です。
残念ながら、今年1月19日に106歳で亡くなられましたが、
4日前までプールに通い続けていたそうです。驚異的な健康寿命で、
人生100年時代をまさに体現された長岡 三重子さん。
長岡さんは、これからの高齢期の可能性に明るい光を与えてくれました。
長岡さんが水泳をはじめたのは、80歳の時。
痛めた膝のリハビリが目的で、当初は25mを泳ぐのもやっとだったそうです。
しかし「やりはじめたら、とことんやる性格」だったようで、
達成できそうな目標を立てては更新を続け、
ついには国内外のマスターズ水泳大会で次々に記録を樹立するようになり
2015年にはとうとう100~104歳の部で、世界初1500m完泳を記録しました。
91歳の時から長岡さんをコーチしていた方は、
「物事にきちんと取り組む姿勢や向上心など、多くを教えられました」と語っています。
長岡さんは、第一次世界大戦がはじまった1914年に山口県周南市で生まれました。
あの「前畑がんばれ」で有名な、1936年ベルリンオリンピック200m平泳ぎで
金メダルをとった 故前畑 秀子さんとくしくも同い年でした。
激動の時代を生き抜き、嫁ぎ先の卸問屋で息子を二人育て、53歳で夫を亡くしてから、
その後約40年間女手一つで店を切り盛りしてきたそうです。
1年くらい前から車イス生活でしたが、週4日のペースで地元の温水プールに通い続け、
亡くなる4日前も約300mを水中歩行していたというのだから驚きです。
100歳以上の高齢者(百寿者)約500人に対面調査をしてきた大阪大学の権藤教授(老年学)は、
80歳から泳ぎはじめた点を注視しています。「老年期は衰えるイメージが強く、周囲も本人も
“年だから”と何事もあきらめがちだが、世界的に見ても高齢者の体力は確実に向上している。
将来、長岡さんのような方が増えても不思議ではない」。
全国の百寿者は昨年、8万450人と過去最多となっており、
「衰えるイメージに縛られる時代ではない」と指摘されています。
亡くなる4日前までピンピンしていて、長く患うことなくコロリ。
100年人生のお手本のような生き方をまっとうされた長岡 三重子さん。
誰もが長岡さんのようにはなれないにしても、
長岡さんの考え方、生き方を参考にすることはできるはず。
年齢という数字ではなく、いつまでも積極的に楽しむイメージを追いかけ続けることが
大切なのではないでしょうか。
長岡 三重子さん、あっぱれですね。
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