【終活】発病10分の1!!歩行がもたらす効果

「1日8000歩、そのうち早歩きなど中強度の運動を20分することで、病気の発症率が10分の1に低下します。」
東京都健康寿命医療センター研究所が群馬県中之条町で、
2000年度から65歳以上の住民を対象に行っている疫学調査で出た結果です。
1日の歩行に早歩きをプラスすることで、様々な病気の予防ができるという調査結果から
見えてくる健康についてのお話をしていきたいと思います。

■歩行でこんな病気まで予防!!

上記でお話した2000年度から行っている疫学調査は、当初約500人の対象者から
今は約5000人と増加の一途をたどっています。
そのうちの2000人に血液調査や遺伝子解析を実施したところ
遺伝よりも生活習慣の方が健康に大きな影響を与えることがわかりました。
その生活習慣に歩行を加えることで様々な病気が予防できると期待されています。

【1日4000歩、うち早歩き5分】うつ病の予防。
【1日5000歩、うち早歩き7.5分】脳卒中、心臓病、認知症の予防。
【1日7000歩、うち早歩き15分】動脈硬化や一部のがん、骨粗しょう症の予防。
【1日8000歩、うち早歩き20分】糖尿病、高血圧、脂質異常症などの予防。

ポイントは歩数ではなく、早歩きなど中強度の運動を一定時間行うことです。
中強度とは「何とか会話ができる程度のペース」が目安です。

さらに歩行は病気の予防以外にも様々な効果をもたらします。

【効果その1・免疫力の強化】
運動習慣は免疫力をつかさどるNK細胞の活性化を高める作用があると
考えられています。しかし、「疲れ」は免疫力を低下させてしまうので適度な運動量が
理想です。

【効果その2・ストレス発散】
歩くことで交感神経が刺激され自律神経のバランスが整えられます。
また脳の働きも活発になるため、考えをまとめたり頭の整理をする時にはゆっくり歩きが
有効です。早歩きは脳内のβ-エンドルフィンが増加し、気分爽快になるためストレス発散に
なり心の健康を保つことができます。

【効果その3・医療費の節約】
歩行は疲労や病気への抵抗力が身につき、怪我の防止につながるため
病院にかかることが自然と減っていきます。
その結果、家計への負担となる医療費が節約できます。

■季節に合わせて続ける1歩!

とても有効な歩行ですが、気温が低くなると外に出るのが億劫になりますね。
気温が低いと体温も下がり、体温が1度下がると免疫機能が30%低下すると言われています。
1年のうちで最も運動しやすい11月に比べて気温が下がる1月では、歩数が平均で
約2000歩減る傾向があるそうです。
冷たい雨や雪が降ると外に出たくなくなりますが、ショッピングモールには店内に
ウォーキングコースを設定しているところもあります。
今の時期は、人いるところはさけ適度に運動をし健康を保っていきたいですね。

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エンディングノートや遺言をつくることだけが終活ではありません。
終活とは成熟した大人がこれからの人生をどのように楽しみ、次の世代に何を託すのかを決める作業です。
何かを決めるということは大変な作業ですが、
それだけにその決断は大切なヒトへのやさしさや愛情になるのではないでしょうか。
リガーズサービスのコラムが、あなたの充実した終活のお役に立てれば幸いです。

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